皆様こんにちは!お越し頂きありがとうございます。
日本3大花火の一つである「長岡まつり大花火大会」を観覧して来ました。
通称、長岡まつりは毎年8月1日〜3日の日程で開催され、花火が打ち上がるのは2日と3日の二日間。日本全国からたくさんの人が長岡の地を訪れます。
長岡まつりの開催日が奥深い
長岡まつりの日程は毎年8月1日〜3日と決まっています。たとえその日が平日だろうが日程は変わりません。「平日じゃなくて土日に開催すればたくさんの人が来やすいんじゃない?」と思う方もいますよね。でもその日にやるから意味があるんです。その日じゃなきゃダメなんです。
今から79年前の昭和20年8月1日、長岡にB29の爆撃が始まり長岡の街は焼け野原と化し1,488人が空襲の犠牲者となりました。長岡まつりは長岡復興への願いと空襲で命を落とした方々の追悼の意を込めて始まった行事です。
ただ賑やかで華やかなお祭りではなく、先人達の長岡への愛と平和を願う気持ちが受け継がれている大切なまつり。地元の人たちにとっても特別な日なのです。
1日を「戦災殉難者の慰霊」の日として灯籠流しや民踊流しが催され戦没者を追悼します。この日は前夜祭と言われています。
通は知ってる。見るべきは「白菊」
長岡花火のトップバッターは「白菊」という花火が数発打ち上がります。名前の通り白くて丸いシンプルな花火。この「白菊」は長らく長岡花火を支えてきた花火師・嘉瀬誠次さんが手がけた花火で、加瀬さん自身がシベリア抑留中に共に過ごし、過酷な環境下で亡くなった戦友のために作成した花火です。
(この写真はフェニックスです)
長岡花火の序盤でも「白菊」は上がりますが、今では長岡空襲の時刻、前夜祭にあたる8月1日22時30分にも戦没者への供花として数発打ち上げられています。最初は「え?何で1日に上がるの?」と思いましたが理由を知って胸が熱くなりました。
長岡の人にとって「白菊」は戦争を風化させない、たくさんの人の想いが詰まった大切な花火なのですね。
本当は写真を撮りたかったのですが、突然、そっと上がり一瞬で終わってしまったので、撮り損ねてしまいました。
花火は人生みたいなもん
花火がヒュ〜って高く打ち上がる時の様子がなんだか「火の玉」に見える時があって。まるで亡くなった方の魂が天に昇り、大輪の花となって向こうの世界で咲き誇っているように感じます。
また、打ち上がった後の花火の余韻が人の命の儚さとリンクする時もあります。花火が夜空に咲いている時間はあっという間。きっと人間の人生も同じように感じます。ご先祖様から脈々と受け継がれた大切な命。長いようで短い命。嫌なこともあるけれど、この地球に生かされている間、精一杯命を燃やし、精一杯咲き誇って生きよう!そう思えた長岡花火でした。
よし!明日も頑張ろう!!
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